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2010年1月16日 (土曜日)

夢の中へ

 公開初日の映画「今度は愛妻家」を観て来ました。なんでって?モチロン、陽水さんのエンディング曲が聞きたかったから・・・もあるけど、行定さんの世界観にも興味があったし・・・。

 前日の夕刊各紙には、この映画の評が掲載されてましたが、意外性も含めて後半部分がキモであることは確かでしたね。前半部分だけで終わればただの楽しく、ホノボノしたドラマになっちゃうんでしょうけど・・・まあこんなところでネタバレするのも品がないので。

 この映画では、夫婦役の二人が陽水さんの「夢の中へ」を口づさむシーンが印象的なんですけど、この詞の世界の奥深さをスゴク上手く引き出してるなぁと感じました。この曲は、ワタシが陽水ファンになった頃の40年近く前の、氏の出世作であり、お父様が亡くなられた時に作られたエピソードも、知る人ぞ知るという感じで有名な曲。

 当時のワタシにはただ明るい楽しいノリの良い曲という気持ち「しか」なかったものです。でも年齢を重ねる毎にその詞の奥行きの深さに驚かされる・・・。そんな陽水さんの「夢の中へ」の詞の深さが、映画で口づさまれるシーンとあいまって、心に深く染み込んでくるようでした。あんなに明るい曲調なのに、なんて寂寥感のある曲なんだろうって・・・。

 豊川さんの、薬師丸さんの素晴らしい役作りにはモチロン感動しましたし、脇を固める水川さん・・・そして実はへえ~っていう役の石橋蓮司さんの演技が実にいい塩梅で・・・。当たり前の慰めなんて要らないっていうのがキーワードなのかも知れませんけど、その答えは映画を観た人が探してってことなのかなぁとも思ったり。またじっくりDVDになったらウチで観たいものです。映画館じゃあ思いっきり泣くのはなかなかねぇ・・・こみ上げてくるものを堪えながら観るのもタイヘンなもので。

 そしてエンディングの陽水さんの「赤い目のクラウン」。「雪」という詞と映像の重なり・・・赤い目の・・・涙目の・・・「クラウン」(道化師っていう意味で使われていると思います)と、年々深みを増してゆく陽水さんのボーカルがまたイイ。そして、劇場で大きなボリュームでこの曲を聴けるだけでも陽水ファンなら是非足を運ぶべき(笑)。・・・難点があるとすれば、エンドロールが流れる頃には席を立つお客さんもいて、ワサワサしてしまうことでしょうか。是非、最後まで映画の余韻に浸って陽水さんの曲を聴いて欲しい・・・と切に願っております。

 その「赤い目のクラウン」。エンドロールで編曲は確かH.Gardenさんってあったように思ったんですけど、どこの外人さんかと思ったら日本の方でした。このアレンジがまたいいんですよ(もし間違ってたらごめんなさい。涙でにじんでいたということで・・・)。

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コメント

ふくろう様、コメントありがとうございます。
ブログも拝見させて頂いてますが、あの入り口の写真からして、ひょっとして同じ映画館で観たのかも?

ストーリーを知った上でもう一度観ても、俳優さんの表情とか仕草で楽しめるように演出されたと、行定監督はおっしゃってましたけど、その通りかもと思っています。

投稿: HIRO@YOKOHAMA | 2010年1月18日 (月曜日) 23:37

私も先日、鑑賞してきた者です。
HIRO@YOKOHAMAさん同様、
陽水の新曲目当てですが。(笑)

あんな寂しい「夢の中へ」ははじめてでした。
そうですね、
あの楽曲は陽水が大切な人を失ってからできた曲。
そこから彼の大活躍が始まるわけで。
そうした意味でも、この劇中で使われた意味合いに深い感慨。

エンドロールで立ち始めるのって、どうなんでしょうね。
特にこの作品の場合、陽水の曲が主人公の悲痛な胸の内を
素晴らしく表現しているから。
最後まで聴かないで席を立つのはもったいないですよねぇ。
think

投稿: ふくろう | 2010年1月18日 (月曜日) 00:49

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