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2009年6月27日 (土曜日)

伊勢の旅(その4・完)

 今回はライブを観るために、夕食付ではない宿にする必要があって、1日目は会場近くのホテル、伊勢パールピア・ホテルにお世話になりました。敷地内に無料の自走式駐車場があり、部屋も綺麗でしたし、向かいに地元の味わい深いスーパーや、近くにコンビにもあり便利が一番のビジネス・ホテルとしては十分でした。あと、ライブ前にちょっと夕食をと思い、ホテルのイタリアンに入ったのですが、意外といっては失礼ですが、非常に美味しかったです。この季節は伊勢海老ではなく鮑ということで、鮑のステーキがソースも飾り付けもGoodで、サラダの野菜がウマイし、ピザもワタシの好きなナポリピザのようには行きませんが、手作り感のあるモッチリしたもので美味しかったです。

Meotoiwa2 翌日は、毎年伊勢に行くので違った宿を試したいということで、夫婦岩の近くにある大石屋さんへ。二見浦が目の前の立地で眺めも良く、小じんまりした宿なんですが、全て畳み敷きで快適。"Value for Money"という価値観が強いワタシも、このお値段なら十分に納得がいく宿でした。ちょっと鮑も含めて貝づくし的になって、暫く貝はいいなと思いましたけど(笑・肉とか魚とかバリエーションを付けて頂けると尚良いかと)。とりあえず、すぐ近くにある夫婦岩へ。二見興玉神社の中というか先にあるのですが、白装束を着た方々が多くいらっしゃって何かな?と思ったら、丁度夏至だったので夏至祭で禊(みそぎ)をおやりになるんだとか。

Meotoiwa3 本来は、伊勢神宮に参拝する場合には、その前に二見浦で禊を行うのが慣わしだったそう。そういう方々がいらっしゃるかと思えば、早朝から付近をランニングする高校生もいたり、なかなか興味深い光景でした。そうそう、夏至にはこの夫婦岩の間からご来光を拝めるのだとか。それも遠く富士山の頂から上がってくる・・・こんな話を聞くと(写真は見ましたがお~っと感動します)、この場所の神秘性も頷けます。とは言っても生憎の雨模様でご来光を拝むことはできませんでした・・・というかそんなに早く起きられませんでしたが(笑)。

そうそう書き忘れてました蛙のこと。二見興玉神社の御祭神は猿田彦大神で、天孫降臨の際に道案内をされたと言われており、古来、交通安全 善導の守護神として広く信仰されていて、蛙は大神の御使いと信じられているとのこと。それで貸した物がかえる、若がえる等の縁起により御利益をうけられた方々が献納されたという蛙の置物があちらこちらにありました。月讀宮で出会った小さな蛙に導かれたと言えなくもないということで・・・。

 ということで、今年のお伊勢参りは陽水さんのライブを兼ねた旅となりました。帰りはETC割引の達成感を味わいたく(笑)、チェックアウト後にすぐ高速に乗り帰ることにしました。早い時間に出発したので、懸念していた渋滞にも遭うことなく5時間半ほどで帰宅。横浜町田の料金所で1,350円!という表示を見て、達成感を味わうこともできめでたしめでたしということで・・・

 ワタシの陽水さんライブ観戦はあとは地元横浜2daysのみ。横浜は今Y150で盛り上がってます。ライブで横浜へお越しの皆様。会場はみなとみらい線の日本大通駅すぐです。付近には大さん橋(ウッドデッキ状になった「くじらの背中」と呼ばれる屋上は、みなとみらい地区が一望できる絶好のフォトスポットです)の近くに新しく出来た「象の鼻」と呼ばれる昔あった桟橋が蘇ったりしているよう(ワタシはまだ行ってませんが・笑)、中華街や馬車道などのグルメ・スポットも数多くありますので、是非横浜をお楽しみください。

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2009年6月23日 (火曜日)

伊勢の旅(その3)

 伊勢に行けば、まず「伊勢うどん」、「手こね寿司」が定番で、もちろんワタシも以前に頂いています。ただ平日ならともかく、休日ともなれば、それなりに名の知れたお店はどこも人が一杯で、人混みに酔ってしまうワタシには、食事を楽しむどころでなくなるような、ちとツライ状況。ということで、お勧めの穴場はおかげ横丁にある唯一の洋館の2階にある「はいからさん」という洋食屋さん。伊勢に来て洋食?ということなかれ・・・例えばカレーひとつつとっても、丁寧な作り手の思いが伝わってくるような旨さ。そして、甘党でもあるワタシには食後のケーキもとなるのですが、これがまたビックリの美味しさ。甘さ控えめでふわっとしたトロケル食感がたまりません(笑)。

Beer そして食事時には是非地ビールを頂きたいところ。この洋食屋さんで頂いた伊勢角屋麦酒さんの「ペール・エール」が絶品。少々値は張るんですが、しっかりとしたコクと豊かなホップの香りに、ビール好きのワタシも唸ってしまいました。こういう食文化との出会いも旅の楽しみのひとつですね。

Akafukukori
 他にもいろいろ楽しめる場所ですが、やはり赤福は外せません。さすがに蒸し暑さもあって、駐車場の横にある五十鈴川店にて、夏場限定の「赤福氷」を頂きました。抹茶蜜のかかったかき氷を掘り進むと赤福がお出ましになります。結構なボリュームでしたが、更に別に頼んだ赤福を後で入れてみたら餅の部分が固くなって・・・あとでHPを見ると、やはり冷たい氷に馴染むように特別に作られたのだとか・・・なんかこんなことを書いていると、ガイドブックでも作っているようで(笑)。というか食い意地が張っているだけという噂も・・・。

 そんなこんなで「ひゃっこく」なった後、少し離れた場所にある天照大神の弟神が祀られた「月讀宮」へも行って来ました。ここは、さすがに観光気分で来る人はおらず、こんもりした小さな森の中で、静けさが保たれていて、一番落ち着く場所かも知れません。この参道の途中で小さな蛙を発見・・・あやうく踏みそうになりました。これはそういう繋がり?という不思議な気分になる出来事はまた後日ということで・・・単に「こじつけ」と言われればそれまでですけどね。

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2009年6月22日 (月曜日)

伊勢の旅(その2)

 さて旅の備忘録を少し。伊勢は毎年行くことにしていて勝手知ったる場所なので、伊勢や鳥羽界隈の移動を考えて、いつもクルマでの旅となります。いつもは伊勢湾フェリーを使うところですが、東名が車線規制やら、いつものトラックの追い越し車線塞ぎやらで、浜松西までに随分と時間がかかってしまい、フェリーの時間に間に合わない可能性大でやむなくそのまま高速で。途中に昼食などの休憩を挟んで6時間近くかかっちゃいました。また金曜日なので高速代も9,550円と高い!帰りは日曜日だったので1,350円で済んだんですけど、やっぱり東名は交通量が多くトラックも多いので疲れます。

 ライブのあった金曜日は本当にいい天気で暑い感じだったんですが、翌日は生憎の曇りで小雨の舞う天気。いつものように、豊受大御神(とようけおおみかみ)をお祀りした外宮から参拝させて頂きます。凛とした御神気に満ちた清清しい空間ですね。そこからクルマで移動して、「ものごとの最初に御出現になり万事最も善い方へ"おみちび き"になる大神で、古事記、日本書紀などにも「国初のみぎり天孫をこの国土 に御啓行(みちひらき)になられた」と伝えられる猿田彦神社へ。ここには境内の片隅の小さなお社なんですが、天照大御神が天岩窟(あめのいわや)にこもられたときに神楽をされ、大御神が再び現れて平和な世を迎えられたと伝えられ、芸能の祖神と仰がれる佐瑠女神社もあり、一応芸能関係の仕事をやっている家内はいつも欠かさず参拝する場所です。

Ujibashi そこから、すぐ近くの内宮の駐車場に移動して、いよいよ天照大御神(あまてらすおおみかみ) をお祀りした内宮へ向かいます。平成25年に「第62回式年遷宮」(20年に一度社殿を作り変え、場所も移られるのです)を迎えるということで、もう宇治橋の架け替えが行われていて、仮の橋から神域に入らせて頂く格好。いつも残念に思うのは、あまりに観光地化され過ぎていて、宇治橋を渡ればそこは神聖な場所だということを認識していない人が多いことでしょうか。これくらいの最低限の気持ちの切り替えというか、場所をわきまえることすら出来ない人が少なからずいることは悲しいことです。五十鈴川岸の御手洗場で手を清めて、正宮への階段を上ってゆきます。一度人の少ない早朝に来て、玉砂利を踏みしめる音と、風と森の匂いだけを感じて参拝したいと思います。これだけガヤガヤしていると、なかなか心を澄ませてというワケにも行きませんから・・・まだまだ精神修行が足りないんでしょうけども。

 Oharaidori 参拝を済ませ、宇治橋を渡れば、あとは歴史と食の宝庫の「おはらい通り」が待っています。さすがに土曜の昼ともなるとこのような人出で賑わっています。その途中には、更に濃密な空間の「おかげ横丁」があり、ぶらりと散策するにはもってこい。こういう場所に来ると、基本的には土地の名物を頂くものなんでしょうが、もう常連のワタシは敢えて違う道を歩むのでした・・・続く

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2009年6月21日 (日曜日)

陽水氏のライブを兼ねた伊勢遠征(その1)

Setlist 陽水さんのコンサート観戦を兼ねたワタシの遠征も09年のレギュラーツアーは最終回(追加のライブを期待しての発言です・ハイ)は三重県は伊勢。ワタシ自身はもうここ数年「お伊勢参り」は年中行事の一つになっていますので、勝手知ったる場所ではあります。クルマで出掛けたのですが、東名が途中で何ヶ所も中央分離帯の剪定作業で車線規制があった関係で、いつも利用しているフェリーの時間に間に合わない恐れがあり、そのまま伊勢まで昼食の休憩も含め6時間ほど。

 ようやく着いた!って感じでしょうか。会場に程近いビジネス・ホテルだったのですが、実は予約がタイヘンで、なんで平日に満室?という疑問を抱えつつ、ホテル自身のサイトや他の予約サイトでも予約が取れず、ようやくJTBで取れた状況。団体さんが泊まっているということで、もしや・・・とは思ったのですが、トレーニング・ウエア姿の高校生。後で調べたら東海地区の高校総体が三重県であり、陸上競技が伊勢であったようでした。ちょっと休んで、ホテルのレストランで豪勢に「鮑」などを中心としたイタリアンを頂きながら(これがどれも非常に美味でした)、会場までぶらりと歩いてゆきます。

 会場は宇治山田駅の目の前で、駅も会場もなかなか年季の入った作り。地元の方が「陽水見にいってくるわぁ」、「あぁそうなん」みたいな挨拶を交わす姿を横目に会場に入ります。ホールは1階席のみで、通路に補助席が入れられて多分1,300ほどのキャパだったと思います。後ろの方でしたが結構な傾斜が付いていて、見やすいホールでした(座席の前後の幅が改装前の甲子園のシート並みに狭かったのには参りましたが・笑)。定刻5分後のいつもの時間にまずバックのメンバー、ついで右手より陽水さん登場で、いきなり熱い拍手につつまれます。最初の「Happy Birthday」から立ち上がる方もちらほらで、陽水さんをはじめとしてバンドやコーラスの皆さんのノリもいつも以上に感じで、PAのバランスも最初からいいバランスです。

 MCはいきなり「瀬戸です・・・伊勢です・・・」と前日のライブの連チャンでお疲れ気味?(笑)と思ったりしたんですが、「井上陽水です。ほんものです」としっかり笑いを取りつつ、和やかに進行。ワタシにとっての「今日イチ」は『とまどうペリカン』でしょうか。陽水さんとコーラスとの柔らかいタッチのハーモニーが、バックの優しい雰囲気の演奏に映えるというんでしょうか、胸にす~~っと染みこんでくるような・・・その時の自分の気分や会場の雰囲気、そして陽水さんやバックの皆さんの感じで、毎回違った曲に新たな発見があるのが、地方に何度も足を運んでしまう所以なのでしょうね。会場の「カンドレ・マンドレ!」の声に、「いちいち聞いていては」と言いつつも、1番だけ弾き語りで聴けたのも良かったし・・・「最初のことというのは良く覚えているもので」というフリから、「最初に自分の曲がラジオなか流れた時には、この空中の電波に自分の声が」と興奮したり、「喫茶店に小さなステージがあるような場所で歌っていた時に最初にファン・レターを貰った女性のことを良く覚えていて、今どうされているのか」とか、また「カンドレ・マンドレ」も「アンドレ・カンドレ」というワケのワカラナイ名前でデビューしてのことだし、詞には「愛の国」ということで、その後の方向性は決まっていた・・・等々、そんな話が非常にウケてました。

 ライブは中盤の「新しいラプソディー」や「自然に飾られ」といった広がり感のある独特の世界観を見せつつ、後半の「クレイジー・ラブ」の会場をも突き抜けんばかりの陽水さんのボーカルから熱を帯び始め、「限りない欲望」からつながりの「氷の世界」で、陽水さんのボーカルと力強いバックの演奏、コーラスが一体となって会場に向けて放たれるパワーに圧倒されてゆくのが、後ろの方から見ていると良く判ります。「氷の世界」では前の方はほとんどスタンディングで、そのパワーをステージに返してゆき、物凄いエネルギーがループしているような不思議な感覚に襲われるほど・・・。「一体感」ってこういうことを言うんでしょうね、きっと。

 アンコールの流れもいい感じになりましたねぇ。最初に「渚・・・」で会場は総立ち状態になり「エビ食べ行こう~!」と大合唱。周りの方々も皆さん楽しげに自己流で踊ってらっしゃいます。そして「LOVE RAINBOW」のコーラス隊の皆さん・・・ボーイッシュな方が感想で「やりました!」と言われて、バックの皆さんも嬉しげに両手を掲げてガッツポーズ・・・なんていい光景なんだろうって思って見てました。ワタシもなんだかとっても楽しくなっちゃって、「夢の中へ」も含めて手拍子に、コーラスにちょっとダンシングぅ~(笑)。「夢の中へ」の最後の山木さんのソロ・ドラムと今さんのハチャメチャなギターにも酔いしれました!そして、異様な盛り上がりの中、今ツアーでどうしても聴きたかった「傘がない」へ。この長いライブの最後にどうしてこんなパワーが残っているのかという陽水さんの圧倒的なボーカルを、バンドの皆さんの熱くて力強い演奏がサポート。最後はステージの前で一列に並んでご挨拶。会場もアンコールからほとんど立ちっぱなしの盛り上がり。終わった後の客席の皆さんの楽しそうな顔を見ていると(自分もそうなんでしょうけど)、なんかシアワセってこういう感じなのかなぁと思える素晴らしいライブでした。明日は伊勢神宮へ行くぞ!と言われていた陽水さん。これも神の思し召しなのでしょうか・・・。旅行記は別途後日ということで・・・
 

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2009年6月18日 (木曜日)

『2nd Album』

09年の陽水さんのツアーのバッキングでも活躍中のギタリスト今剛(Kon Tsuyoshi)さんの29年ぶりの『2nd Album』がリリースされ、早速購入。今さんは、昔のニューミュージック、現在のJ-POPと呼ばれる音楽には欠かせない1st Call(最初に声がかかる一流ミュージシャンのこと)のギタリストで、まず今さんのギターを聴いたことがない人はいないと言っても過言ではないほど。

 80年代の寺尾聰さんの『ルビーの指輪』(一昨年の紅白で豪華メンバーで生演奏にはワタシもマイッタ!)、そして最近では宇多田ヒカルさんの『Automatic』に代表される時代を彩るアーティストのバッキングを飾っています。ワタシも陽水さん絡みで、例えば『サナカンダ』のペダル・スティールや『Winter Wind』のソロの「鳴き」に参ったクチなんです。アレンジも『11(eleven)』でされています。もちろん、ライブでのバッキングには欠かせない存在。

 多忙な今さんだけに、一度3-4年空いて結局10年がかりで完成した『2nd Album』ですが、ともすれば有名ギタリストのアルバムは、バリバリに前面に出てきて、テクニックを見せつけ「ど~だ!」的なものをイメージするかも知れませんが、このアルバムは全く逆。どうやってギターを生かしてイメージする世界観を創り出してゆくかに腐心された跡がうかがい知れる印象が強いものです。

 ライブの時の今さんを見ていれば判るのですが、ソロパートになったからと言って、決してステージの前に出しゃばることはなく、プロの音をつむぎ出すことに専念されてますし、何気ないコードやカッティングも丁寧にこなされている・・・そんなスタンスがこのアルバムにも表れています。

 壮大なイメージを描き出す「From Into The Grey Sky」から、Jazzyなテーストの「The 9th Moon '09」、ちょっと昔のアール・クルーのギターを思い起こさせるようなアコースティックな小品「How 'Bout A Policemen's Swing '09」、ボーカルを楽曲の一部にまで昇華させたような「Sakura」や「Sierra」など、ちょっとエスニックなテイストが基調にありながら、それぞれの楽曲が、今さんマジックによって一つの世界を描き出している・・・そんな印象でした。ワタシもかつてハマっていたフュージョンやAORといったテーストも残しながら、でもその妙に熱かった部分を少し抑えてオトナの音楽に仕上がっているんじゃないでしょうか。ワタシはイチオシ!

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2009年6月14日 (日曜日)

マネー資本主義

 という番組をNHKでやってました。今日で三回目。でもねぇ~結構な事実誤認があるんですよ、これが。ということで、たまにはカタイ話もやらないと、おちゃらけてるだけの人だと思われてもいけないので(笑)。アドバイザー的な人が番組にはいるんでしょうが、世界中がもう2年くらいタイヘンな思いをしている根源の問題をきっちり把握されてない「専門外の専門家」がまだいらっしゃるとは驚きです。

 もう皆さんにもお馴染みの「サブプライム問題」というのは、要するに住宅ローンなんか借りちゃあいけない人に、最初金利払わなくていいですからとか、住宅価格が上がれば乗り換えればOKですからとか言って、無理やり借りさせたのが原因です。でも銀行がそんなことやってたら、焦げ付いたらど~すんだよ~ということになるんですが、「証券化」という手法を使って、沢山の人のローンをまとめて証券化して、更に分解して再証券化商品なんていうものを作ったのでした。最初に焦げ付くとやられる部分(エクイティといいます)、次にくる部分(メザニン)、そして余程の焦げ付きが出ないと計算上は被害に遭うはずもない部分(シニア、その中でも更にいいのがスーパー・シニア)に切り分けて世界中にばら撒いていたので、銀行やノンバンクはローンをかき集めて投資銀行に売っちゃえばあとは知ったこっちゃないで済んだ・・・ワケです。

 それで、07年には住宅価格が下落に転じ(06年終わりごろかも)、4月にサブプライム専業大手が破綻し、俄然サブプライムが話題となり、当然番組でやっていた社内でヤバイ部分を沢山持たされていたベアのヘッジファンドも破綻し、いよいよヤバイということになってゆきます。ただその後、番組でやっていたBNPパリバの部分はちょっと違うんですよね(同じ様に破綻と言っていましたけど)。これは「パリバ・ショック」と呼ばれ、株価が急落したりした大事件だったんですが、別に破綻したからではありません(パリバさんに怒られますよ)。ミューチュアル・ファンドというまあ法人向けの投信のようなものにサブプライム関連の証券化商品を組み込んでいたのですが、解約しようにも、「いや出来ません、ちょっと待ってください」と言ってしまったので大騒ぎとなったのです。その理由は、証券化商品の「値段が判らない」、つまり時価がいくらか見当がつかないためで、ちょっと待ってということになったのです。

 なぜショックだったか。それは、証券化商品たって別にシニアの「AAA」の部分持ってるだけなら大丈夫でしょとタカをくくっていた人たちに、「え?値段がわからないの?どういうこと?」と極度の不安を与えてしまったからです(あとは米国だけじゃなく欧州でも同じことがという驚きもありましたけど)。ということは、そういう商品を沢山持っている人はそれを売ろうにも売れない、つまり手元のカネに困る状況に陥る「流動性の危機」に陥るワケです。余裕資金で損してる人は別に困ったなあで済むワケですが、お金を借りて買っている人はタイヘンなことになるワケです。そう、手元資金の何倍ものお金を借り入れて投資をする、これを「レバレッジ」というんですが、ヘッジファンドもこういうことをやっていて、投資家から預けたカネ返せ!と言われても、持っているのは売るに売れない、そう値段がどこにあるか判らない商品だらけなんですから、バナナの叩き売り状態になっちゃうワケで・・・。更には借り手いたカネというのは、レポ取引という国債とかRMBSとかの債券を質草にして短期的に借りていたんですが、これはある種の相対取引による信用貸しなんで、質草が幾ら良くても信用されない相手と見られれば、もう応じてもらえません。

 ついでに、昨年のリーマン・ショックの影響は、これが証券化商品のみならず、株とか国債とかの流動性のある投資商品以外のほとんどの商品のマーケットがなくなってしまったからタイヘンだったワケです。ここにきてようやく、そこそこの商品には、それなりに価格がつくようになりましたが・・・。一応その筋のプロとして言わせていただければ、彼の国の方々はサブプライム以前の状況に戻るという幻想を抱いてるように見えて仕方がなくて・・・成功体験というんでしょうかねぇ。もうあんなアホみたいにカネ儲けが出来る商売なんて成り立たないという現実から再スタートする、つまり世の中は変わっちゃったんだよということを理解してから前へ進まないと、ヘタするとおクニがやばいんじゃないかと心配をしている今日この頃。

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2009年6月 3日 (水曜日)

酒田・鶴岡の旅(その6・完)

Mangetsu 日和山でひよっていると、もうお昼近くで小腹も空いてきたので、前日の予定通り酒田ラーメンを食べに行くことに。これも予めホテルのお勧めにあった「満月」へ。結構有名なのか、ひっきりなしにお客さんが吸い込まれていく店でした。ワンタンメンが有名ということでワンタンメン(700円)を頂くことに。スープは魚介系が強い尾道あたりの瀬戸内系の味に近い印象で、ワタシが高校生の時良く食べていた味を思い出し結構満足。麺もスープも大盛りかいという量でしたが完食!

Tsuruokaeki
ここでお腹が一杯になるとちょっと達成感もあり、どこへ行こうかなぁとふと「おくりびと」のロケ地マップなどを見ていたら、銭湯は鶴岡にあるということに気付き、まだ時間もあるしまた汽車に揺られることに。駅の観光案内所で親切に教えて頂いて、また観光用のレンタサイクルをお借りすることに。酒田もそうですが、いずれも無料なのが太っ腹!自転車はこちらの方がちょっといい感じ(笑)。

Chidomuseum 是非見ていってくださいと勧められた到道博物館へ自転車を走らせます。元々は庄内藩主酒井家の御用屋敷だったものを博物館として公開したものだそうで、写真にあるのは旧西田川郡役所(陽水さんがMCで東田川なんて地名をおっしゃってましたが、西田川があるじゃないか・笑)や、多層民家、旧鶴岡警察署庁舎など、歴史的建築物が移築されています。まあ平日ということもあり静かな御用屋敷の縁側で庭を愛でる余裕もあったり・・・このような古い建築物が好きなもので、居心地が良かったです。ただちょっと観光モードに疲れも出てきて、せっかく自転車なんだし地図もあるしということで、あてもなく走ってみようと思い立ち、あてもなく走っていると、地元の高校生らしき人にこんにちわ!と挨拶されたり、地図を広げて自分の位置を確認していると、近くの方がこの辺だよと教えて下さったり、なんだか心が癒されます。

Tsurunoyu そして当初の目的だった銭湯「鶴の湯」へ。この辺なんだけどなぁと走っていると案内看板が。映画を観ていないのでどんなシーンで使われているのかわかりませんが、銭湯というよりも普通の古い商店の佇まいでした。これで一応達成!ということで、あとは、ちょっと地方では元気がないのが残念だけど個人的には大好きなアーケード付きの「銀座」商店街や、川沿いに整備された公園などを散策して酒田・鶴岡の1泊2日の濃い旅は終了です。印象的だったのは皆さんがとても親切だったこと。これが何よりの観光資源だと思います。何かにつけご親切にして頂いた酒田と鶴岡の皆様に感謝申し上げます。

P.S. そうそう、庄内空港のレストランは1階の喫茶店、3階のレストランともに平田牧場で、早めの夕食で美味しい三元豚を頂きました。三元豚って山形のブランドだったんですねぇ。横浜の勝烈庵で良く頂いているんですが、それも山形のものなんでしょうか?

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2009年6月 1日 (月曜日)

酒田・鶴岡の旅(その5)

Sankyosoko
 翌日は前日と打って変わっていい天気で暖かいというか少し暑いくらい。早々に朝食を頂いてチェックアウトして、駅の観光案内所でレンタサイクルを借りて観光へGO! 久しぶりの自転車でおっとバランス感覚が・・・(笑)。基本的にフラットな地形なので、楽に移動できます。まずは一部がまだ現役の米の保管庫となっている山居倉庫へ。庄内米の歴史に触れながら、かつての北前船で賑わっていた頃をイメージしながらぶらり。

Honmake 続いて本間家の旧本邸へ。観光バスで団体さんがガヤガヤといらっしゃり、少しやり過ごして静かに古い建物の中を見学。ここに限らずですが、「おくりびと」ブームはまだ続いているのか、あちらこちらに団体さんがいてビックリです。

Somaro そして少し街の中心部を横切り相馬楼へ。かつて料亭だった相馬屋を修復した建物。入場券を買い振り返るといきなり舞妓さんが立っていて館内の説明をしてくれて、度肝を抜かれました(笑)。次の「山王くらぶ」を見ても思うことなんですが、やはり金が集まるところに文化は育つというんでしょうか。岡山県人(というワタシも根無し草なので岡山県人とは言い難いんですけど)には馴染みの深い竹久夢二さんもこの界隈に何度かいらしていたとか。

Sannoclub ここ山王くらぶも溜池山王みたいな名前ですが(違うか・笑)、元料亭。一つ残念なのは、どこも内部の写真撮影が出来ないことでしょうか。今振り返ってみると、どこで何を見たのか思い出せない(笑)。駐車場はどこも整備されてましたが、自転車だと却ってどこに止めていいのやらと迷ったり(・・・と言いながら堂々と停めている自転車がレンタサイクルです)。

Nkagent そして小高い丘を駆け抜けきれず、途中で自転車を押すハメになった日和山。『おくりびと』をご覧になった方はあっと思われる「らしい(ワタシは観ていない)」のですが、NKエージェント。ここも団体さんがあーだこーだと大騒ぎ(笑)。どうもここの横の建物内部にはセットが再現されているらしいのですが、静けさを好むワタシ的にはパス。

Hiyoriyamapark2 日和山公園には広い芝生広場があり、千石船が置いてあったり。地元のお母様方が小さなお子さんを連れてのんびりされてましたが、こういう地元の人にとっての日常の方が、ワタシには落ち着くようです。坂を上れば当然その後には下りがある。自転車に乗って人生を考えるとは思いもよりませんでしたが、きつい坂のあとの下りは風が気持ちいい~。

ということで、もういい加減に終わらねばいけませんが、あと1回だけ続くということで・・・
 

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