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2007年10月17日 (水曜日)

「服部良一」の陽水ファン的考察

・・・なんて大上段から振りかぶったりしたが特に意味もなく(笑)・・・まあ「タイトルは重要」ということで。

今日発売になった『服部良一~生誕100周年記念トリビュート・アルバム~』に、陽水氏が「胸の振り子」で参加されているので、購入してみての感想を、陽水ファン的な視点から少し書いてみたい。

 「胸の振り子」は、サトウ八チロー氏が「東京タイムス新聞」に連載していたコラムのタイトルで、ここから派生した同タイトルの映画の主題歌として書き下ろされた1曲だという。歌は霧島昇氏・・・と言っても私の年代では判らない。なんと言っても昭和22年の楽曲なのだから。ただ今回このアルバムで陽水氏が歌うのを聴いて、どこかで聴いたことがあるメロディーであったことは確か。色んな歌手がカバーしていた楽曲なのだろうか。

 クレジットを見ると、(UK)とあるので英国でボーカル以外は収録されたものだろうが、バイオリン・ソロに優しいE.ギターの音色が印象的。そこに、最近の陽水氏ならではの深みのあるボーカルが重なる。低音から始まりサビにかけ緩やかに伸びゆく、オトナの色気というか、エロティックなまでの陽水氏のボーカルがイイ。陽水氏の楽曲だっと言われても分からないかも知れないほどだ。陽水氏の曲でふと浮かんできたのは、1993年リリースのアルバム『UNDER THE SUN』の最後に収録されている「長い話」だった。

 陽水氏は、自ら昭和歌謡をカバーした『UNITED COVER(2001年リリース)』の中で、既に服部良一氏の「銀座カンカン娘」をカバーしている。そういえば、先日フジTVで放送されていた「ミュージック・フェア21」では、同曲を中森明菜さんと歌っていた映像が少し流れていたが、ご両人が妙に若いなと思っていたら、なんと1983年の収録であった(笑)。この時代の陽水氏は、突き抜けるスーパーボーカリストぶりを発揮していた。確かに「上手い」が今回の「胸の振り子」のような「深み」はなかった。どちらが「良い」とか「悪い」とかは思わないが、少なくとも私は今の陽水氏のボーカルに圧倒的な魅力を感じる。

 他のアーティストが歌っていた中では、小田和正氏の「蘇州夜曲」がイイ。このはまり具合は生半可ではない。逆にこのアルバムに収録されている曲で今の陽水氏のボーカルにピッタリだと思ったのは「アデュー上海」だろうか。陽水氏の名曲「なぜか上海」とは曲調もまるで異なるが、是非どこかで聴いてみたいと思わせる素晴らしいメロディー・ラインだ。

 さてさて、陽水ファンはツアーのバック・バンドのメンバーの演奏も、しっかり血となり肉となっている(笑)。聴いていて「ハッと」したのは徳永英明氏が歌う「別れのブルース」。このドラムは山木秀夫氏、ギターは今剛氏。聞き間違いようがないぜ!と思ってクレジットを見ればビンゴ!!山木氏は「一杯のコーヒーから」にも参加。また以前陽水氏のツアーメンバーだったキーボードの中西康晴氏や、ベースの高水健司氏の名前が幾つか見られた。なかなか陽水ファンも年季が入ってくると、視点も違ってくる?

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