« 『陽民』いいねぇ~ | トップページ | 師走に新車 »

2006年12月22日 (金曜日)

陽水は社会を映す鏡

 ・・・というのは、18日にNHKホールで行われた井上陽水氏のライブを観ての感想を書いた私の「ライブ・レビュー」のタイトルだ(もしご興味があれば、私のHPにあるコーナー「なぜか井上陽水」のライブ・レビューをご覧ください)。

 陽水氏というのは、直接ああだこうだと社会を語ったり、説教がましいことをいうタイプの人ではないような気がする。むしろ、そういうことが美しくないと思っているように感じる。ライブのMCでも「いろんなことがあって」というにとどまり、後は演奏曲で何かを提示してくるような・・・とでも言えばいいのだろうか。今回のライブの選曲では特にその意図を感じることができた。勿論、それをどう捉えるかまで押し付けてくることはないし、どう受け止めるかは聴き手に委ねられている。

 話は変わるが、毎週楽しみにしていた日経金曜夕刊の児玉清氏のコラムが最終回を迎えていた。その中で印象的だったのは、「子供は大人を映す鏡」だという主旨のこと。自分自身も「人の振りみてなんとやら」ではないが、こういう大人(オヤジ)にはなるまいという人を少なからず見かける。今裁判を受けているなんとかモンという方に象徴されるのは、自分のことしか考えていないか、または自分の価値観が全てと思っているということ(自分自身も心していないと易きに流れてしまうので戒めの意味もこめて)。様々な人と共に生きていることをすっかり忘れている人のなんと多いことか。

 例えばこのライブ会場で見かけた、十分に「オトナ」と言える人々の行動で気になったことと言えば、さも自分の家の居間でDVDでも鑑賞しているかのように演奏中に結構な声で連れの人と喋る人。はたまた時節柄仕方はないにしても、演奏中に咳払いを何の遠慮もなくしてしまう人(どうして口にハンカチをあてがうなどの気遣いが出来ないのだろう・・・)、呆れるのは他のファンの方に聞いた話だが、演奏中に携帯で写真を撮っている人などもいたそうだ。これで子供がどうだこうだと言えた義理ではないだろう。「子供は親の背中を見て育つ」という言葉の深さを感じてしまう。

 さて今回のライブのサプライズ曲は、弾き語りでの「娘がねじれる時」だった・・・ここでその詞の内容を書くことはしないが、「今の社会を映し出す鏡」としてこんなに的確で意味深な詞を私は他に知らない。 

|

« 『陽民』いいねぇ~ | トップページ | 師走に新車 »

井上陽水」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/54025/13164990

この記事へのトラックバック一覧です: 陽水は社会を映す鏡:

» コマ劇場 [コマ劇場詳細]
コマ劇場についてのお役立ち情報満載!ぜひお役立て下さい☆ [続きを読む]

受信: 2007年8月31日 (金曜日) 14:05

« 『陽民』いいねぇ~ | トップページ | 師走に新車 »